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赤ちゃんの卵アレルギー最新情報
2017年9月12日
カテゴリー: 食べ物
離乳食を始めるころになると赤ちゃんの食物アレルギーが心配ですよね。
離乳食を始める前までに湿疹がよくできていた赤ちゃんなら『アレルギー体質なのでは?』となおさら心配になってしまいます。そのため、卵を食べ始める時期が遅くなってしまうことがあります。
でも最近、湿疹がある赤ちゃんほど卵を食べさせる時期を遅らせると卵アレルギーを発症するリスクが高まることが分かってきました。
国立成育医療センターで実施された研究では、アトピー性皮膚炎と診断された赤ちゃんのうち、生後6か月から極少量の卵を食べた場合、完全に卵を除去した場合に比べて1歳の時点で卵アレルギーの発症が8割も減ったと報告されています。
現在では、湿疹がある赤ちゃんは保湿を含むスキンケアやステロイド外用剤などによって肌をきれいに保ちつつ、医師の管理のもと生後6か月から極少量の卵を接種することを推奨する説もあります。
食べ物は、食べる=腸から摂取するとアレルギーを起こしにくくなり、荒れた皮膚から侵入するとアレルギーを起こしやすくなる(家のほこりなどにも食べ物の成分は含まれています)ことが知られていますので、皮膚をきれいにして症状が出ない程度に食べておくことが大切なのですね。
安藤