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新型コロナウイルスの流行により、外出を控え自宅で過ごしているのに、高熱がでて小児科を受診される小さなお子様がおられます。そのようなお子様の経過をみておりますと、3~4日高熱が続き、解熱するころに全身に発疹をみとめます。あの有名な「突発性発疹」ですね。

突発性発疹はHHV-6というウイルスの感染症です。誰とも会っていないのに、どこから移ったの?の多くのお母様は疑問に思われるようです。このウイルスはお母さんやお父さんの唾液に排出されており、そこから小さなお子様に移ると考えられています。とくに、お母さんからもらった免疫力が無くなってくる生後6か月から1歳前後のお子様に多くみられます。

突発性発疹は自然に治る病気ですが、解熱して発疹がでるまでは診断がつきません。お熱が長引いているときは、もしかしたら別の感染症の可能性もありますので、お熱が続き心配な時は受診してください。

 

小児科 安藤

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