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2021年3月のブログ記事
耳鼻咽喉科の病気と更年期障害①
2021年3月2日
カテゴリー: その他
新型コロナウィルスの流行が始まり、一年が経過し、皆様お疲れのことと思います
30代から50代の女性は、妊娠、育児、介護、家事仕事など忙しい上にストレスも多く、体調の変化が起きやすい年代です。
私も様々な体調の変化があり、30代とは明らかに違う体調になったと自覚しております。
下記の病気では耳鼻咽喉科に関係する症状があり、お越しになる方も多いので、ご参照くださいね。
① メニエル病、突発性難聴
② 耳管開放症
③ 甲状腺疾患
④ 睡眠時無呼吸症候群
⑤ 逆流性食道炎
⑥ 貧血
⑦ 片頭痛
⑧ 抑うつ
など
耳鳴り、耳閉感、めまい、のぼせ、ふらつき、頭痛、肩こり、気分の落ち込み、睡眠障害、のどの違和感などで診察時にご相談を受けることが多いです。
原因は一つとは限らず、多岐にわたることも多いです。
〇耳の症状のある方
鼓膜所見の診察、聴力検査、平衡機能検査などを行い、突発性難聴、メニエル病、耳管開放症などを鑑別し、治療を行います。
まためまいが継続する方は血圧の測定や基幹病院での頭部MRI検査を行います。
〇のどの症状がある方
喉頭ファイバーで喉頭癌、下咽頭癌などの除外を行います。
また後鼻漏ものどの違和感の原因になることが多いため、問診や採血でアレルギーのチェックを行います。
いびきや睡眠障害がある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性もあるため、自宅で検査可能な機会を貸し出し、夜間の睡眠状態をチェックします。
耳鼻咽喉科に関係する症状を様々な検査で除外した後は、問診を行い、甲状腺機能や女性ホルモンの値、貧血や糖尿病の検査を行います。検査の結果によっては、婦人科、内分泌内科、精神科、神経内科などをご紹介させて頂き、専門科の医師と連携を取りながら診察、治療を行います。
問診で、様々な症状をお伺いするため、土曜日は診察が込み合いお伺いしきれないことも多く、平日にお越し頂けると助かります。
明らかな病気が見つからない場合も、日々の体調改善のために、漢方薬やプラセンタなど
少しでもできることを見つけて、楽になれるお手伝いをできたらと思っております。
文責:荒木