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カテゴリ「花粉症」のブログ記事
初夏から始まるイネ科花粉症
2019年5月28日
カテゴリー: 花粉症
もう花粉症が終わったはずなのに、症状が続いている方がおみえになりませんか?
イネ科花粉は3月下旬から11月初旬にかけて、長期に渡って飛散する特徴があります。
特に、初夏や秋頃に症状が悪化しやすく、“スギ・ヒノキ花粉症の時期は過ぎたはずなのに
まだ症状が続いている…“という方は、イネ科花粉症かもしれません。
血液検査でも、スギ・ヒノキの抗体が上昇している方が多いですが、イネ科も測定すると
中にはイネ科が一番上昇している方もみえます。
いつまで症状が続くのか、いつ頃治療すればよいのか、いつ薬を止めてもいいのかなどの見立てもできますので、当院では検査して、必要な時期に必要な量の治療をすることをお勧めしています。
これから暑くなりますが、水分、休養を取って、熱中症に備えましょうね。
荒木
花粉症初期療法
そろそろスギ花粉の飛散の時期が近付いてきました。
当院では、初期療法として、花粉症の薬を処方しております。
ここ数年に新しい内服薬、貼り薬が登場し、花粉症の内服薬も進化しております。
また花粉症のピークは3月上旬からですが、2月から治療を開始することにより
アレルギー反応が活発になるのを抑えることができます。
メリット
- 症状の出始めが遅くなる
- シーズン中の症状が軽減される
- 薬(内服薬・点鼻薬)の使用量、使用頻度を減る
またシーズン後には、上記のようなアレルギーを抑える治療ではなく、治す治療である舌下免疫療法も薦めております。 詳しくは鳥居さんのアレルゲン免疫療法ナビを参照ください( https://www.torii-alg.jp/ )
当院でも、スギ、ダニの2種類とも多数の方に行って頂いております。
まだまだインフルエンザも流行しておりますので、皆さまご自愛くださいね。文責:荒木
毎年毎年スギ花粉症に悩まされている方、本当につらいですよね。
最近は、薬局でアレグラ、アレジオン、クラリチンなどの病院と同じお薬が購入でき、花粉症で混みあっているクリニックに行かなくても済んでいる方もみえると思います。
当院でも患者様のライフスタイルや体質に合ったお薬や漢方の治療、生活指導などを
行っておりましたが、2014年から新しい治療が始まりましたので、お知らせしたいと思います。当院でもスギの舌下免疫療法を多数の方が行ってみえます。
お勧めしたい方
1、12歳以上65歳未満
2、症状が重く、飲み薬や点鼻薬を正しく処方しても症状が軽くならない方
3、部活や受験などでお薬を減らしたい方
4、将来の妊娠、授乳でお薬を減らしたい方
舌下免疫療法については
詳しくは鳥居薬品さんのホームページに記載されております。
スギの花粉のエキスを3年から5年続けて服用しますので、根気のいる治療ですが、今度長い間のことを考えると是非行って頂きたいと考えています。
持病によっては適応にならない方もみえますので、詳しくはお尋ねください。
つらい時期が少しでも楽になるとよいですね。ご興味がある方はお尋ねくださいね。
荒木